OBS大分放送で紹介(動画付)|地域ごとに異なるピロリ菌タイプを解明――大分大学が胃がんリスクと法医学応用の可能性を発表。科研費新学術研究「ヤポネシアプロジェクト」
2025.07.02
大分大学 環境予防医学講座が参画する研究グループは、国内9地域から計438人のピロリ菌を採取・解析し、地域ごとに菌のタイプが異なることを明らかにしました。 2025年6月、研究代表の山岡芳男教授が記者会見を行い、特に東北地方で胃がんの罹患率が高い要因として、青森県に分布するピロリ菌がこれまでに報告のない新しいタイプであることを発表しました。この菌のタイプの違いが、胃がんのリスク要因の一つである可能性を指摘しています。
さらに今回の研究では、ピロリ菌の遺伝的特徴から出身地域を推定できることも科学的に示され、今後は法医学分野への応用も期待されています。
本研究成果はOBS大分放送およびTBS NEWS DIGのWebサイトでも、動画付きで紹介されました。
▶ OBS大分放送 特集ページリンク
大分大学 環境予防医学講座では、今後も感染症と生活習慣病に関する研究を通じて、地域医療と健康づくりに貢献してまいります。